樹脂ベアリングについて 鹿島化学金属(株)プレゼン報告(3) G-G Crew Biz Report

前回に引き続き説明をさせていただきます。今回が最後になります。

事例を中心の説明になります。

当日の動画は、you-tubeを参照ください。https://youtu.be/IK3ocFB7HCI

10.事例紹介

どういうところで使われているかについて、いくつかの適用事例を紹介します。

  • 洗浄ライン。

洗浄工程とか、水かけて流して行くようなラインのローラの軸受け、位置決めのカムローラー等に使用実績多い。

  • フィルムの表面処理装置

サングラスの偏光フィルム製造ラインが典型。薬液につける、この薬液の中の軸受けは、完全に液中になるので、金属製は使えない。それで樹脂製を使用。

  • メッキ装置

メッキでは、洗浄工程、薬液使用工程あり。樹脂のペアリングが使える。金属製を使うと金属にメッキされてしまう。樹脂製だとそうならない。

  • 乾燥炉

200度の乾燥炉です。金属製を使うと、オイルが飛び、製品が汚れてしまうのでオイルを必要としない樹脂ベアリングを使用。

  • クリーンルーム

オイルが不要なので、オイルが使えない場所:クリーンルーム内で使用。

(7)食品機械

    食品加工工程では、洗浄、滅菌、乾燥などは必須の工程。そういう工程で採用されている。

(8)MRI

大学の実験用のMRIで、磁性体が使えなので、採用。

(9)偏光フィルムサングラス用フィルム

サングラスのフィルムの製造ラインに採用。

(10)アイスクリーム製造ライン

0度以下の低温環境になるので、採用。

(11)レトルトパック洗浄

真水の洗浄でパックを殺菌。採用。

(12)駅のスマートドアの内部

東京のある駅で使用。雨がかかるため、金属製を使うと錆びる。

(13)タイヤの製造ライン

タイヤメーカーで、製品に油がついてしまうところがあるため、、無潤滑油のベアリングを使いたいとの要望から採用。

(14)滅菌装置

高温で滅菌ため、油が飛散。金属製は使えず採用。

(15)野菜洗浄装置

食品関係の会社で、大量の水を勢いよく使われる中で、清潔が維持でき、オイルの飛散がない、腐食もない、錆びもない、という理由で採用。

(16)非破壊検査の車輪

電信柱の中とか調べ機器の車輪で、金属製を使うと、そちらに誤作動が発生してしまうので、磁性体を使いたくないことから、採用。

(17)スキー場

雪、雨が掛かり、温度変化も重なり過酷な環境になるため、プラスチックが採用。

紹介は以上となります。

11.Q&A

展示会、説明会でよく質問される4項目です。

  • 価格

金属ベアリングに比べて価格は、どうか?金属ペアリングより下がりますか?

→ほとんど場合、価格は上がります。

材料のキロ単価に違いがある。金属だと数百円になるが、樹脂だと安い材質でも1000円近くに,高い材質があると数千円ぐらいになる。

<寿命とメンテナンスでメリットあり。>

金属ベアリングを使っていて、頻繁に交換する、手間がかかるところに、樹脂ベアリングを採用されることが多いので、寿命が延びる分、トータルの面でやすくなる。勿論、メンテナンスの手間がなくなっているので、ランニングコストもかからないという面では安い。

(2)寿命

材質によって寿命は異なるので、一概には言えませんが、金属製を短期で交換している場所に長期的に使える樹脂製を採用する提案していますので、基本的には「伸びる」と説明。

(3)機械的強度

  ア.ボールベアリング

スペックはかなり落ちる。荷重それから回転性能に関しては、金属の3%から10%ぐらいまで下がる。小さい金属のペアリングだと、小さくても数百キロの荷重に耐えるが、樹脂だと10キロも持たないぐらいまで下がる。

イ.滑り軸受、ブッシュ

面で荷重を受けられるタイプなので、同等まで使えたり、場合によってはそれ以上に強い場合もある。

(4)用途

事例で、紹介した通り、

水がかかって錆びてしまうところ

薬品で腐食してしまうところ

高温環境やグリスが使えないところ

金属製のペアリングを使いたくない、使えない

そういった場所で使われることが多い。

(5)トータルコストメリット

トータルコストでメリットについてです。

例えば金属ベアリング一個100円で買って、それを3ヶ月に一回交換を行っている装置があるとします。

交換手間費が一回月3000円かかるとして、金属ベアリング100円で、交換手間費が3000円です。購入時は3100円になります。これに比べて、樹脂ベアリングですと1個2000円とします。交換手間費は同じです。3000円です。

・購入時は、金額差が付きます。

・金属製を3ヶ月に一回交換していると6か月後には9300円で、一年後には15,000円、2年後には3万円を超える数字になります。

・樹脂に変えると、それが交換回数が、年1回に伸びる場合には、6カ月では、変わりません。しかし、一年後になると、年一回の交換になるので、またさらに、購入金額と交換手間費で、トータルで安くなります。

・イニシャルコストでは高いと感じられる場合もありますが、交換手間費とかの関連から最終的に何年も使っていく中でもトータルは安くなります。

金属製が使える環境だったら金属製を使ったほうがいいので、そこは当社としても金属製を推奨しています。

ベアリングとしてのスペックは、金属の方が良いので、プラスチックが使う理由がない時には、無理にプラスチックを使う必要はありません。金属製が使えないときに樹脂の採用を検討していただいています。

12.当社の取り組み

当社の取り組みと、しては、大学といろんな共同研究、共同開発を行っています。

共同研究者として木田勝之教授にお願いしています。

この教授にいろんなお願いをして、ペアリングに関しての取り組みを行っています。

研究紹介として、ラジアルベアリングで、すべてをピークで作った場合と、リテナー:保持器だけを充填材入りのPTFEを使った場合に、摩耗量に比較について調べいただいたデータです。

すべてをピークで作った場合よりも、リテナーだけを充填材入りPTFEにした方が、摩耗が抑えられたというのが、実験データとして、研究の結果として出ています。

そういうような論文をいろいろ書いていただく、共同の研究をしています。

金属製だと、結構、製品の長い歴史があって、いろんな会社が作っているので確立されたデータ等がありますが、樹脂のペアリングには、確立されたものがないので、当社独自で実験とか、いろんなものに基づいて、データを提供しています。

13.ISO9001

ISO9001を取得しており、従業員全員が順守して、製品を作っています。

14.終わりにお願い

以上が当社の製品紹介になります。

ちなみに、樹脂ベアリングについて、使えるのかな、どういうものがいいのかな、、こういうときにどういう材質がいいのかな、軸自体がどんな軸受を使ったらいいのか、ボールベアリングで考えているけれど、滑りの方が良いのかな、あるいは、規格にないので、こういうものがあったらかゆいところに手が届く、そのような色んな問題があると思います。当社では、まずは問題がどういうところにあるかをお聞きして、使用の条件、どういう回転でどういう荷重がかかって、何度のところで使っているかをヒアリングし、そこからさまざまな製品を提案させて頂きます。何かございましたら、気軽にご相談いただけたらと思います。

長くなりましたが、以上でございます。ありがとうございました。

バックナンバーは次の通りです。

第1回目、ブログ (https://bit.ly/3GkzFWd)

     動画は次のURLからyou-tubeをご覧ください。https://youtu.be/HDkpVW-2WEI

第2回目 ブログ (https://wordpress.com/page/oskgbpro.jp/227)

     動画は次のURLからyou-tubeをご覧ください。https://youtu.be/HDkpVW-2WE

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